「みんなのJava」を読んだ #minjava
著者の1人である @kencharos さんから献本いただきました!ありがたく読ませていただきます! #minjava pic.twitter.com/ukzkfIiRx1
— Masatoshi Tada (@suke_masa) 2020年3月9日
ザッとですが読んだので、感想を書こうと思います!
この本の対象者
ある程度はJavaの経験がある人向けですね。Java 8くらいまでの知識はあるけどそこから知識をアップデートしたいという人が、全体像をザックリ掴むにはうってつけの本です。あくまで全体像なので、あとは気になった内容は自分で調べればいいと思います。そのための情報源(各種リンクなど)も記載されています。
ご自分で勉強して最新のJavaを追っている方でも、この本はとても役に立つと思います。この本がカバーしている範囲はとても広いので、そういった方でも勉強になる部分は多いのではないでしょうか。
一方、Javaがまったく初めてという人は、この本の対象からは外れると思います。Java界隈の用語が当然のように出てくるので。
バランスが良い
前述の通り全体像をザックリ掴むための本ですが、コード例や、章によっては実際に動かすための手順も説明されているため、手を動かしながら学ぶこともできます。
紙面も限られている中でこのバランス感を出すのは大変だっただろうな・・・。
著者人が豪華of豪華
著者は皆さん、Javaコミュニティで情報発信していらっしゃる方で、「この内容はこの人だろうな」という方ばかりです。当然、各章の内容はとてもしっかりと書かれています。おそらく、この本を書くために改めて調査したこともたくさんあるでしょうし、その労力は想像できません。本当にありがたいです。
各技術の背景がしっかり説明されている
各章、「この技術が出現した背景は何か」から説明されています。単に技術そのものを知るだけでなく、なぜその技術が必要なのかというところまで含めて理解できます。
特に個人的に勉強になったこと
第2章以降の内容は濃淡はあれども少しは追ったことがある技術だったのですが、第1章のJava 9〜14(=Java SE)の内容はあまり追えていなかったので、とても勉強になりました。まだザッとしか読んでいないので、もう1周読もうと思います。
まだプレビューな新機能も多いですが、おそらく次のLTSであるJava 17(2021年9月リリース?)のころには正式に使えるようになっていると思うので、楽しみですね!
ということで
Java経験がある方には、この本はとてもオススメです。
著者の皆様、素晴らしい本を書いていただき、ありがとうございます!