JJUG CCC 2018 Springで登壇してきた

登壇してきた

今回も登壇の機会をいただきました。タイトルは「Pivotal認定講師が解説!ReactiveだけじゃないSpring 5 & Spring Boot 2新機能解説」です。スポンサーとしてのセッションでした。

その名の通り、Spring 5 & Boot 2のリアクティブ以外の新機能をまとめて解説しました。Core/Web/Data/Security/Test/Bootの6つに分けています。資料はSlideshareにアップしました。

アンケート結果は下記。ご満足いただけたようで良かったです。今回(というか今日?)から平均値とかが出るようになったんですね。

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この発表の基になっているのは、公式のリファレンスやGitHub、去年参加したSpringOne Platformの各セッションなどです。けっこう取捨選択していますので、興味のある方はぜひ原典をあたってみてください。上記スライドの最後の方に、各資料へのリンクを貼ってあります。

これでCCC登壇は9回連続9回目になります。初めて出たのがもう4年前か・・・。早いなあ。もちろん、次回も頑張りたいです。

参加したセッション

Spring Boot Actuator 2.0 & Micrometer (槙さん)

僕の師匠である槙さんのセッション。内容としてはMicrometerが中心でした。理解があってるかどうかビミョーですが、メトリクス取得機能+各監視ツール(DataDogやPrometheusなど)に合わせてデータを整形する機能を持っているようです。

ちなみにこの朝イチの時間帯、個人的に聞きたいセッションが重なっていて選ぶのに困りました。できれば全部聞きたかった・・・。

Swagger(OpenAPI Specification)入門 (正野さん)

Swagger自体は知っていましたが、使ったことがなかったので聞いてみました。各Swagger Xxxの関係性が分かりやすくて良かったです。

ある程度前提知識があったので個人的には前半の内容が少し冗長に思えましたが、その分まったく初めてという方にもわかりやすいセッションだったと思います。

How to Properly Blame Things for Causing Latency: An Introduction to Distributed Tracing and Zipkin (Adrian Coleさん)

マイクロサービスで必要不可欠な分散トレーシング(ログを1箇所にあつめてほげほげするやつ)。そのデファクトであるZipkinのセッションです。発表者のAdrianさんはその作者です。元Twitterで今はPivotalに所属されているとか。

通訳ナシのセッションだったのですが、とても優しい口調でゆっくり喋っていただけたため何とか理解できたと思います。懇親会で質問したかったんだけど、自分のLTとかその他もろもろでできなかった・・・😭。次こそは。

Spring Cloud, Docker & Kubernetes - Lessons Learned in the context of an OSS Project (Daisuke Yoshimotoさん, Mauricio Salatinoさん)

連続で英語セッションでした。吉本さんは最初だけで、発表はほとんどMauricioさんでした。Adrianさんとは対象的にメチャ早口・・・😅。正直、あんまり理解できませんでした。内容としては、Kubernetesというよりマイクロサービス一般の内容が中心だったと理解しています(違うかもしれない)。

Spring Boot on Kubernetes : Yahoo!ズバトク事例 (玉利さん)

Yahooさんのシステムリプレイス?事例。Spring Boot + Kubernetesという構成。話の内容としてはKubernetesの基礎や、Kubernetes上でSpring Bootアプリを動かすためにやったことや注意点などで、とてもわかりやすかったです。

個人的には、Spring Data JPAJPA実装をEclipseLinkにし、その独自機能でDBシャーディングをしていた部分。Spring Data JPAでEclipseLinkを使った事例は初めて聞いたので、とても参考になりました。

DDDとクリーンアーキテクチャでサーバーアプリケーションを作っている話 (福嶋さん)

Java 100本ノックのジャストシステム福嶋さんのセッション。こないだの技術書典で初めてお話しできたので、セッションも聞いてみたいと思い参加しました。

DDDやクリーンアーキテクチャーについてはあんまりしらないのですが、マイクロサービスの流れでよく聞くキーワードです。ただ、今回の福嶋さんのセッションだと、DDDやクリーンアーキテクチャーが先にあって、その結果マイクロサービスになったという理解です。

この最後の時間帯も、聞きたいセッションがいくつも重なっていました。選ぶのが大変・・・!

懇親会

LT

個人で懇親会LTのCfPを出したら通りました。去年、海外カンファレンスに初参加したときに体調を崩して病院にいった話をしました。そこそこウケてよかったです。資料は技術系じゃないのでアップしてません。

風船

発表者は風船をつけて分かりやすいようにするという新たな試みがされていました。ただし諸事情で上に浮かばなかったので、腕にくくりつけるだけでしたが😅。。。しかし、やはりそれでも風船が目印になったのか、懇親会で「セッション聞いてました!」とお声がけいただける機会が以前よりも格段に増えたように感じました!次回はぜひ上に浮かぶようお願いします!ww

LINEさんのお寿司

以前もあって話題になったLINEさんのお寿司、再び登場!前のときはネタがマグロだけだったような気がするんですが、今回は赤貝・いくら・うに・エビなど盛りだくさん!いやー、これは本当にすごい・・・。LINEさん、ありがとうございます!

気になった点

運営が非常にスムーズで問題点らしい問題点は見つからなかったのですが、あえて言うならアンケートの回収率かなと・・・。運営の方が全セッションの冒頭や終了時に「アンケートにご協力お願いします!」とアナウンスしてくださっていますが、このブログ執筆時点で僕のセッションへの回答数は40ほどです。セッションに参加いただいた方の1割ちょっとくらいだと思います。

確かに、僕自身も含めて参加者としてはイチ早く次のセッションの座席を確保するために移動したいし、そうするとどうしても前のセッションのアンケートは忘れがちになりそうです(結局、僕は30分休みのときにまとめて書きました)。

具体的なアイデアは今のところ思いついていないのですが、どうにかなれば、と思います。

最後に

今回もめいっぱい楽しむことができました。JJUG幹事の皆さん・ボランティアスタッフの皆さんには頭が下がります。いつも本当にありがとうございます。

僕もスピーカーとしての貢献を続けていきます。