GlassFish 4.0のインストールとNetBeans 8.0の連携
「Java EE 事始め」と言っておきながら、そういえばこの記事を書いて無かったですね(^^;
という事で、書きます。
環境はWindows 7 SP1 64bit、JDK 8u11です。
■Java EE 7対応のアプリケーションサーバー
2014年8月現在、Java EE 7に対応しているアプリケーションサーバーは、下記の2つです。
・GlassFish 4.0
・WildFly 8.1.0 Final
あくまで僕の中での見方ですが、手軽さならGlassFish、定期的なアップデートを望むならWildFly、といったところでしょうか。
ただし、GlassFishも近ごろは定期的なアップデートが進んでおり、4.1のリリースも間近なようです。
詳しくは蓮沼さんのブログをご確認ください。
WildFlyはちょっとしか触っていないのですが、コマンドで設定しなければならない事が多いように感じました。
GlassFishならば、GUIの管理画面から様々な設定を行うことができます。
ということで、研修ではGlassFishを使います。
ちなみに、Oracle本家のAPサーバーであるWebLogic Serverは、段階的にJava EE 7に対応するそうです。
これはJava Fan Meetingの時、Oracle社の方にお聞きしました。
【日本オラクル】Java Fan Meeting 2014に参加してきました - Java EE 事始め!
どこまで書いてもいいのか分からないので、ここまでにしておきますが・・・。
■GlassFishのダウンロード
こちらのWebサイトからダウンロードします。
https://glassfish.java.net/download.html
[Full Java EE Platform]・[Zip]・[Multilingual]を選択して、Download Linkをクリックすると、ダウンロードできます。
■GlassFishのインストール
ダウンロードしたZIPファイルを解凍するだけです。
ZIPファイルを右クリックして、[すべて展開]を選択し、展開先フォルダに「C:\」を指定します。
そうすると、Cドライブ直下に「glassfish4」というフォルダが出来ます。
NetBeansのインストールは、下記の記事をご参照ください。
NetBeansとMavenでJPAプロジェクトの作成~エンティティ自動生成まで - Java EE 事始め!
NetBeansを起動したら、[サービス]タブを開きます。
[サーバー]を右クリックして、[サーバーの追加...]を選択します。
NetBeansでは、特別なプラグイン追加などなく、そのままでGlassFishと連携することができます。
[サーバー]から[GlassFish Server]を選択し、[名前]には適当な名前を入力して、[次>]をクリックします。
★ここ、注意です!!
[サーバーの場所]で、「C:\glassfish4」ではなく、「C:\glassfish4\glassfish」を選択します。
[ローカル・ドメイン]を選択し、[ライセンス契約を読んで同意しました]にチェックを入れて、[次>]をクリックします。
最後は、デフォルトのまま[終了]をクリックします。
[サーバー]にGlassFishが追加されました。
GlassFishの起動確認をしましょう。
GlassFishを右クリックして[起動]をクリックします。
起動には少し時間がかかります。起動ログが出力されます。
起動が完了したら、ブラウザから下記のURLにアクセスしてみましょう。
下記のような画面が表示されればOKです。
GlassFishの停止は、GlassFishを右クリックして[停止]をクリックします。
以上です。
次回以降は、何回かに分けて「JSF超入門」を書こうと思います。