「syso」が出来るよ!そう、NetBeansでもね!(古)
最近はEclipseよりNetBeansをよく使っています。
Java EE 7やJava SE 8への対応は、やはりNetBeansの方が優れているように感じます。
さて、Eclipseでは「syso」と打てば「System.out.println();」に変換されるんですが、
これをNetBeansでもやりたいなーと思ってオプションをいろいろ探していたら、ありました。
「sout」でいけるんですね。
また、「psvm」で「public static void main(String[] args) {・・・}」になります。
これらの省略記法は、オプションで設定されています。
[ツール]-[オプション]でオプション画面を開き、[エディタ]-[コード・テンプレート]タブを選択し、[言語]で[Java]を選択します。
そうすると、省略記法の一覧が表示されます。
アルファベット順に並んでいるので、ずーっと下の方を見ていくと、「sout」や「psvm」があるのが分かりますね。
省略記法は、自分で追加することもできます。
上記画面の右にある[新規]ボタンをクリックします。
[省略名]には任意の文字列を入力できます。
今回は「syso」と入力し、[OK]をクリックします。
[展開されるテキスト]に、下記のように入力します。
次に、[コンテキスト]タブを選択して、[BLOCK]にチェックを入れます。
この設定は、コードのどんな部分でその省略記法が有効なのかを示すようです。
この設定をしないと、コード内で省略記法で打っても補完されません。
ちなみに、[LAMBDA_EXPRESSION]にチェックを入れれば、ラムダ式内でもその省略記法が使えるようになります。
ここまで設定したら、[OK]をクリックしてオプション画面を閉じます。
さて、クラスを作成して「syso」と打ってみます。
そうすると・・・
おおお、「System.out.println();」で補完されましたね!
今回は[LAMBDA_EXPRESSION]にチェックを入れたので、ラムダ式内でも使えます。
頻繁に打つようなコードは、この省略記法に登録しておくと、コーディングが楽になりますね。
うーむ、これが出来るとなると、ますますNetBeans便利やなぁ。
あと、例えばJava 8からはインターフェイスにstaticメソッドが定義できるようになりましたので、インターフェイスにmain()メソッドを作ることもできます。
しかし、「psvm」の省略記法は、デフォルトではコンテキストが[CLASS]にしかチェックが入っていないため、インターフェイス内では「psvm」が使えません。
こんな場合は、「psvm」のコンテキストで[INTERFACE]にチェックを入れます。
そうすると、インターフェイス内でも「psvm」が使えるようになります。